いつも頒布会をお申込みいただき、本当にありがとうございます。昨年からの頒布会はその時、その時に最もお薦めしたい逸品をご紹介するため、あえて1年間のお酒やワインの銘柄を確定しないでスタートしましたが、いかがでしたでしょうか? 私なりに毎月厳選した逸品を楽しくセレクトさせていただきました。2022年~2023年の頒布会も引き続きこのスタイルでご提案をさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
さて1年前のちょうど今頃、皆様へのご挨拶文の中でコロナについても触れさせていただいたのですが、私個人当時の予想として2021年はアフターコロナがスタートすると思っておりました。ところが収まるどころか第3波、第4波へと突入し、個人的にも昨年秋のデルタ株で最も緊張した時期を迎えました。現在は感染力が強くとも重症化が低いので、少し活動範囲を広げておりますが、マスクや消毒はもはや無意識のルーティンとなっています。ただ、この2年コロナに振り回されていたわけではありません。2020年から常に、今だからこそできることが必ずあるはず、それをずっとずっと考えて、実際にチャレンジもしてきました。その一つが昨年2月にオープンした酒乃さわだ小倉邸です。100年前の古民家をリノベーションし、大正浪漫漂うワインと日本酒の量り売りをメインとした酒屋です。おかげさまで数多くのメディア、雑誌等に取り上げていただき、先日は前園さんの四国絶景旅番組で前園さん、スペシャルゲストの中田英寿さんにもお立ち寄りいただき、大きな反響をいただいております。
そしてもう一つの大きな挑戦が日本酒の輸出です。コロナ前からの仕込ではあったのですが、昨年4月にお酒の輸出入免許を取得しまして、台湾への日本酒の輸出をスタートしました。これもコロナでなければ何度もお取引先を訪問して積み上げていくものですが、全て商談はzoom(ズーム)とLINEの同時通訳で開催し、お互いそれでできることが分かりました。もちろん、文化の違いで何度か難しい局面もありましたが、誠実に向き合い今では信頼関係すら築けています。コロナが緩和されれば、もちろん愛媛の酒蔵さんへお越しいただく予定ですし、私も台湾へ行きますが、ビジネスのデジタル化が一気に加速されました。そうした経験も頒布会を通じて皆様にお届けしたいと思っています。
今期の四村ショッパーズ頒布会もどうぞよろしくお願いいたします。
酒乃さわだ
澤田 典康